渡窯制作工程

制作工程

陶器制作のおおまかな四工程を紹介しています。他にも実はかなりの細かな作業工程がありますが、やはり一番大切なことは素材選びと素材作りです。料理でいう下ごしらえと同じでいくら良い材料を手に入れても下ごしらえを怠ると台無しになります。原料である土や灰にしても燃料である薪にしても渡窯ではしっかりとした下ごしらえを行っております。

「土つくり」まず山から採ってきた土をよく乾燥させたものを写真のスタンパー(唐臼)で数十時間粉砕する。次にその粉砕した土を水簸(すいひ)と呼ばれる作業で不 純物や粒度の大きい砂などを取り除く。当窯ではこの時に磁石で砂鉄を取り除いています。水簸したものを素焼きの鉢のなかで、水分を適度にな るまで抜き、土倉のなかで数カ月寝かせる。寝かせている間に微生物の作用により使いやすい土となります。

渡久兵衛窯轆轤成形
「轆轤成形」動画は大型の花器を轆轤引きしているところ。このあとある程度乾燥が進んだ状態で下部に削りだし作業を行い形を仕上げます。
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渡久兵衛窯釉薬掛け作業
「釉薬掛け作業」上野焼の釉薬原料は 土灰(木灰)藁灰 長石 含鉄土石(ヤケ)銅 などである。なかでも灰類の精製は時間と手間がかかります。いずれにせよ原料 (素材)選びと精製方法は非常に大切で時間のかかる作業です。そうして作られた原料を調合したものが釉薬です。写真はヤケ釉をスプレーガンで施釉しているところです。

渡久兵衛窯窯焚き
「窯焚き」動画は 登窯の窯焚きの様子。人事を尽くして天命を待つ。現代の電気窯やガス窯はもちろんですが薪を使う登窯においてもデータをもとに効率よく、 作業は進めたいものです。そのようにはしておりますがやはり最後は天命です。電気やガス窯においてもやはり炎の神様はおります。
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